日本とアジアのコンビニコーヒー事情を探ってみる

コーヒー生活


外出時に気軽にコーヒーを飲みたいなと思ったら、一番手軽なのはコンビニを使うことかもしれません。日本でのコンビニコーヒーはかなり市民権を得ましたが、海外ではどうなのでしょう。

今回は、ちょっと旅気分で楽しめる「日本とアジアのコンビニコーヒー事情」をのぞいてみたいと思います。

コンビニコーヒーは、“そこそこ”から“ワクワク”の時代へ

コンビニで手軽に買えるコーヒー。
日本ではすっかり日常の一部になりましたよね。セルフで淹れる100円ちょっとのコーヒーは、朝の通勤途中にさっと買う方も多いのではないでしょうか。

そんな日常的な存在であるコンビニコーヒーですが、最近アジア各国の事情を調べてみると、その進化ぶりに驚かされました。

どの国でも「ちょっと飲むだけ」のレベルを超えていて、まるでカフェのような本格的なメニューが揃っているんです。
味・見た目・体験すべてに工夫があり、「次の一杯が楽しみになる」ような仕掛けが、街角のコンビニに詰まっていました。

韓国や台湾では、“選ぶ楽しみ”がもっと自由に

たとえば韓国のコンビニ「GS25」が展開する〈Café 25〉では、ふわふわのフォームがのったラテやダークチョコ風味のドリンク、ベーカリーとのセットメニューなど、多彩な商品が並びます。

台湾の〈Hi Café〉では、コーヒー豆の種類やエスプレッソの濃さを選べたり、オーツミルクやソイミルクといったプラントベースのミルクも選択可能。
まるで自分でカスタマイズできるミニカフェのようです。
「体にやさしくて、おいしい」──そんな選択肢が当たり前になってきています。

こうした流れの背景には、「忙しくても、ちょっとした楽しみは大切にしたい」という若い世代の価値観があるのかもしれません。
コンビニが“時短”だけでなく、“癒しの場所”としても機能し始めている。今のアジアの姿がそこにあります。


“いつもの一杯”をもっと楽しむヒント

日本でも、コンビニコーヒーは進化を続けています。

たとえば、セブン-イレブンでは、レジ横のセルフマシンで「通常のブレンド」か「高級キリマンジャロブレンド」など、豆の種類を選べる店舗も増えています。
また、味の濃さも調整できるケースがあります。

ローソンのMACHI caféでは、ホット・アイスだけでなく、「濃いめブレンド」や「カフェインレス」などの選択肢があり、注文時にスタッフに伝えるスタイルです。

ファミリーマートでは、一部店舗で新型のコーヒーマシンを導入し、ラテ用のフォームミルクの温度を自動で調整する機能を搭載。
メニューごとに最適な温度でミルクが提供され、よりおいしい一杯が楽しめます。


こういった選択肢を知っておくと、コンビニごとの特徴を味わうといった楽しみ方ができますね。

気になっていた!各コンビニのブレンド内容

あの価格で1杯を出すには相当な企業努力がありそうです。大量の原料である生豆を調達するのも一苦労でしょう。自分は配合だけで見たらファミリーマートが好みになりそうです。


コンビニ主な使用豆の種類
セブン-イレブンブラジル、コロンビア、グアテマラ、タンザニア
ローソンブラジル、コロンビア、グアテマラ、タンザニア
ファミリーマートブラジル、エチオピア(モカ)、コロンビア
デイリーヤマザキ不明

おわりに

次にコンビニでコーヒーを手に取るとき、少しだけ意識してみてください。
どんな淹れ方か、使っている豆は、どんな特徴のマシンか・・・
そんなふうに選ぶ時間も、きっとコーヒーのある生活を少しだけ楽しくしてくれると思います。

あなたの一杯が、今日も心地よいものでありますように!

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