挽きたてのコーヒーで五感を満たす
挽きたてのコーヒーで淹れる一杯は、味と香りを最大限に楽しめます。
また、豆を挽く時間そのものが、カリカリとハンドルを回す音や立ち上る香りなど、五感を刺激し、あなたのコーヒータイムを一層豊かなものにしてくれます。
コーヒーミルの選び方:手動と電動の違い
コーヒーミルには「電動タイプ」と「手動タイプ」があります。
よく「どちらが良いの?」と聞かれますが、最適な選択はライフスタイルや目的によって異なります。どちらも家庭向けからプロ仕様までラインナップされており、それぞれに特長があります。
- 手動ミル:挽く時間を楽しみたい方、1〜2杯だけ淹れる方、アウトドアでも使いたい方におすすめ。
- 電動ミル:忙しい朝にも素早く準備したい方、大量に挽く機会がある方、手軽さを重視したい方におすすめ。
おすすめの手動コーヒーミル
コンパクトで、置き場所にも困りません。刃がセラミックで錆びないから洗うこともできます。ハンドルは簡単に外せるからよりコンパクトにできて、アウトドアへの持ち出しも楽です。価格もミルの中では安価なので、初めの一台におすすめです。
台座が木製のアンティークなミル。台を押さえてしっかり挽くことができます。蓋がついているから豆が弾かれて飛び散るのを防いでくれます。昭和時代の方はコーヒーミルといえばこれ!といったスタイルですね。
メイド・イン・ジャパンのこのミルは重厚感があり、とても安定して使えます。その代わり、持ち運んで使うには適しません。手回しでは珍しいハンドルを縦に回すタイプ。人間の構造は横に回すより縦回しの方がスムーズに動くらしいです。刃は鋳鉄でできていて、耐久性も抜群。
一時期、製造する職人さんが高齢化でいなくなり中止していましたが、また復活しています。
かなりのロングセラーで、「30年使っています」という方にも出会います。通常使用で壊れることはまずないですが、底に貼ってあるゴムシートの交換の相談は受けたことがあり、カリタで数百円にて設定があります。
4 タイムモア
タイムモアはたくさんラインナップがありますが、C2というタイプをおすすめします。タイムモアの中でも一番安価で、コスパに優れています。サクサク切るように挽ける刃は高硬度のステンレスを使用。ボディはアルミニウムでできているから安っぽくありません。スタイリッシュなデザインは所有欲を満たしてくれそうですね。
5 プジョー
言わずと知れたフランス自動車のプジョーは、もともとが粉挽き業をしていて、その刃を作る技術を活かして車のギアなどを作り始めたそうです。
プジョーのコーヒーミルはなんといっても刃の良さにあります。サクサク軽やかに挽け、台座を押さえる力が必要ありません。ただ、ゆっくり下方へ豆が落ちていく構造のようで、回す回数は他のミルより少し多くなるかもしれません。
有名なライオンマークは、車は右向き、ミルは左向きです。
おすすめの電動コーヒーミル
1 みるっこ
国内焙煎機メーカーである富士ローヤルが作っているみるっこ。かわいい名前とは裏腹に、業務レベルに粒度(粒の大きさ)が揃います。挽くスピードも早く、家庭用はもちろん、カフェやイベント出店時にも活躍できると思います。CoffeeJadで現在使用しています。
2 ナイスカットミル
自分がコーヒーを始めるとき、「いいミルを買おう」と思って最初に買った電動ミル。挽目はダイヤルで15段階の調整が簡単に可能。フラットカッターできるように挽き、微粉の発生が少なく、クリアな味わいになると言われています。
簡易なプロペラ式以外の電動ミルで、安価な部類に入ります。挽く量と挽き目はダイヤルで簡単に設定できます。粉受けは静電気の影響を受けて壁に微粉がへばりつくのが残念なポイントです。
4 SOLOミル
日本のブランド、ショザールが企画した電動ミル。充電式、挽き終わると自動停止、別売りハンドルで手動にもなるなど、うれしい機能があります。
また、粒度を安定させるために刃を回すシャフトを上下二点で支えるのはナイスなポイントです。刃もよくできていて、バッセンハウスミルやプジョーミルと比べても遜色ないレベルです。
コンパクトだからキャンプに持ち出すのもいいですね。
いろいろな特徴のコーヒーミルたち。
少しお高くても、一生ものと考えて早いうちに買っておくと、長い目で見たらコスパが良いですよ。
お気に入りのコーヒーミルで、ぜひ挽きたてのコーヒータイムを楽しんでください。