ドリップコーヒーが薄い・苦い時の対処法とよくある失敗

コーヒーの淹れ方

「せっかく豆を買って、自分で淹れているのに、なぜか美味しくならない…」そんな経験はありませんか?
特にドリップコーヒーは、少しの違いで「薄い」「苦い」といった味の変化が起きやすいもの。
この記事では、よくある5つの失敗とその対処法を、コーヒー初心者〜中級者の方に向けてやさしく解説します。
毎日のコーヒータイムが、もっと心地よく、もっと美味しくなるヒントを見つけてみてください。


よくある味の悩みは“ちょっとしたズレ”が原因

薄く感じるときは「粉の量」と「お湯のスピード」を見直して

ドリップで味が薄くなる主な原因は、粉の量が少ない・お湯を早く注ぎすぎるなどの“抽出不足”。
目安としては、1杯(約130ml)に対して10〜13gの粉。
また、お湯は勢いよくではなく、やさしく中心から“の”の字を描くように注ぐのがポイントです。

苦く感じるのは「温度」か「時間」の影響かも

逆に「苦い」と感じる場合は、抽出しすぎてしまっているかもしれません。
お湯の温度が95℃以上だと過抽出の原因に。目安は85〜93℃。
時間も、1~2杯分を3分以上淹れている場合は見直してみましょう。


おいしさを安定させる“3つの見直しポイント”

① 挽き目を豆に合わせて調整しよう

中挽き〜中細挽きが一般的ですが、浅煎りなら細かめ、深煎りならやや粗めが合うことも。
使用している器具や豆に応じて、少しずつ挽き具合を試すと、味が安定してきます。

コーヒーの中挽きとは約0.5mm程度でグラニュー糖くらいと言われています。

② 蒸らしを丁寧に行う

最初の「蒸らし」を省略すると、味のノリが悪くなることも。
お湯を全体に軽く回しかけ、20~30秒ほど待つことで、粉がしっかり開き、まろやかな味に近づきます。特に焙煎したてのコーヒー豆はガスがたつさん詰まっていて、粉とお湯がなじみにくいので、蒸らしはしっかり行いましょう。


味のブレがあるのは、自然なこと

「昨日と同じように淹れたのに、今日は違う味」——これはドリップあるあるです。
湿度や温度、豆の鮮度や気分でさえも味に影響します。
だからこそ、毎回の“ちがい”を楽しむ余裕があると、コーヒータイムはぐっと豊かになります。
完璧じゃなくていい、でも自分なりにこだわる。そんな風にコーヒーを楽しんでもらえたらいいなと思います。


最後に

ドリップコーヒーが「薄い」「苦い」と感じるのは、粉・お湯・温度・時間など、ちょっとした加減のズレが主な原因。
この記事で紹介したポイントを少しずつ見直すことで、味の安定感がぐんと増します。
何よりも、「自分の好きな味」を知ることが、おいしいコーヒーへの一番の近道となります。

ドリップに欠かせないドリップポットの記事はこちら


よくある質問(FAQ)

Q1. 粉は何グラム使えば良いですか?
→ 1杯130mlなら10〜13gが目安です。好みに応じて±1gで調整を。コーヒージェイドでは         中煎り10g、深煎りや極深煎りなら12gと焙煎具合によっても変えています。

Q2. 温度計がない場合、どうやって適温を見極めますか?
→ 室温や環境にもよりますが、沸騰後にケトルを60秒置くと、だいたい90℃くらいまで下がります。

Q3. 味が毎回変わってしまいます。なぜ?
→条件が違ってしまうと味は変わります。できれば毎回、挽き目・湯温・注ぎ時間・出来上がりの液量などをメモしてみましょう。


コーヒーを楽しんでください!

あなたの「いつもの一杯」を、もう一段おいしく。
Coffee Jadeの新鮮な豆と、丁寧なドリップで、今日から変わるコーヒー体験を。

👉 Coffee Jade公式ショップはこちら

タイトルとURLをコピーしました