新宿の老舗喫茶店「凡」と「但馬屋珈琲本店」へ。コーヒーと空間の余韻を味わうひととき

コーヒーショップ

新宿で、昔ながらの純喫茶2軒を巡ってきました。訪れたのは「凡」と「但馬屋珈琲本店」。どちらも喧騒を離れ、静かにコーヒーと向き合えるお店です。


まずは「凡」へ

新宿駅からすぐの場所にありながら、地下へ降りると一転して静けさが漂います。重厚な扉を開けると、時が止まったような空間が広がっていました。

店内で焙煎されたコーヒーは、1500客以上あるカップから好みに合わせて選んでくれるのが特徴。中には、有田焼の名窯「源右衛門」のカップもあるそうです。贅沢なひとときを演出する一杯です。

この日は「コロンビア」(1,500円)を注文。深煎りの豆を30g使用し、ポットで提供されました。カップ約2杯分、200mlほどのボリューム。しっかりとした苦味の中に、後味のキレがあり、飲み進めるほどに心が落ち着きます。

てきぱきとしたマスターの所作も印象的で、空間全体に歴史の重みを感じました。

なお、写真撮影は禁止かと思い店外のみ撮っていましたが、後で「飲み物のみOK」と知りました。次回はコーヒーの写真も記録に残したいです。


続いて「但馬屋珈琲本店」へ

「凡」から徒歩数分、線路沿いのトンネルをくぐった先にあるのが「但馬屋珈琲本店」です。こちらでは2階のカウンター席に座りました。

すぐ横には10kgほどの焙煎機が置かれており、焙煎へのこだわりが伝わってきます。

カウンター越しに、ネルドリップで一杯ずつ丁寧に淹れられる様子を間近で見ることができ、贅沢な体験でした。

この日は「マンデリン」を注文。とろみのある口当たりが印象的で、ネルドリップならではのまろやかさが際立っていました。もう一種の「ラオス」は、ハーブのような爽やかさがあり、個性のある風味です。

訪れた時間帯のせいか、どちらの店舗も海外からのお客さまが多く、客層は半分以上が外国人の方でした。日本の喫茶文化が、静かに国境を越えていることを感じました。


まとめ

新宿のど真ん中で、これほどまでに「静」と「豊かさ」に満ちた時間を過ごせる場所があるとは。
次回はまた違う銘柄を試しに、そして写真も撮れるようにリベンジしたいと思います。
クラシックな空間とこだわりの一杯を求める方には、ぜひおすすめしたい2軒です。

店舗情報

■ 喫茶 凡(ぼん)

  • 住所:東京都新宿区西新宿1-7-1 松岡セントラルビル B1F
  • アクセス:JR「新宿駅」西口から徒歩1分
  • 営業時間:13:00〜20:00
  • 焙煎:店内ロースト(電気式ロースター)
  • 席数:約30席(落ち着いた照明とクラシックな内装)
  • 特徴:1500客のカップコレクションからカップを選んでもらえる。飲み物のみ撮影可能。
  • 参考URL 喫茶 凡
  • google map

■ 但馬屋珈琲本店(たじまやこーひー)

  • 住所:東京都新宿区西新宿1-2-6
  • アクセス:JR「新宿駅」西口より徒歩3分、「凡」から徒歩2分程度
  • 営業時間:10:00〜23:00(定休日:なし)
  • 焙煎:店内焙煎(10kgクラスの焙煎機)
  • 席数:1階・2階にカウンターおよびテーブル席あり
  • 特徴:ネルドリップで一杯ずつ丁寧に抽出。豆の種類も豊富。
  • 参考URL但馬屋珈琲店 公式サイト
  • google map
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